便利コムブログ 著名人愛読の一冊 2016年11月15日 記事No.274

便利コムTOP
  • 著名人愛読の一冊
  • ブログ記事一覧
  • 記事No.274
  • 読書芸人 ピース又吉さん・光浦靖子さん・オードリー若林さん・カズレーザーさんがおすすめする本

    2016年11月15日
    読書芸人のピース又吉さん、オアシズ光浦さん、オードリー若林さん、メイプル超合金カズレーザーさんがおすすめする本をご紹介したいと思います。

    又吉さん・光浦さん・若林さんがおすすめする本

    『コンビニ人間』…村田沙耶香
    <内容・感想>第155回芥川賞受賞作で、18年間コンビニでアルバイトする36歳未婚女性の
          生き方を描いている。
          コンビニみたいな場所で働いて、立派になって出ていくという話はよくあるけど
          コンビニに入って楽になるという新しい世界観が面白いし、全151ページで読
          みやすい文章なのでお勧めだそうです。


    又吉さん・若林さんがおすすめする本

    『マチネの終わりに』…平野啓一郎
    <内容・感想>38歳の天才ギタリストと40歳女性の恋愛小説。
          大人の恋愛小説なので、同世代の方は特に共感できるそうです。



    又吉さんがおすすめする本

    『異類婚姻譚』…本谷有希子
    <内容>第154回芥川賞受賞作。夫婦は長く連れ添うと徐々に似てくるという不思議な関係を
        描いている。


    『夏の裁断』…島本理生
    <内容>女性作家である主人公は過去に性的な傷を抱えている。その前に現れた悪魔のような
        男性編集者、女性の成長と過去との決別の再生の物語。


    『私の恋人』…上田岳弘
    <内容・感想>人類史を舞台とした壮大なラブストーリー。
           何度も生まれ変わる主人公の恋人を探し続ける人生が壮大なスケール
           でおすすめだそうです。



    『私の消滅』…中村文則
    <内容・感想>重度の鬱病の女性を愛した精神科医の物語。
          読んでいて途中で止められなくなる面白さだそうです。





    光浦さんがおすすめする本


    『鳥打ちも夜更けには』…金子薫
    <内容・感想>「鳥打ち」として働く3人の青年の物語。
          架空の島で架空の鳥打ちという職業、世界観が凄いそうです。


    『グローバライズ』…木下古栗
    <内容・感想>短編集(天然温泉やすらぎの里/理系の女/フランス人/反戦の日/苦情/夜明け/
          専門性/若い力/道/観光絆/globarise)
          温泉に普通に浸かっているだけの話なのに最後の数行で世界観がガラッと変わっ
          てしまうところが面白いそうです。



    『少年聖女』…鹿島田真希
    <内容>ゲイバーで主人公の僕が愛した青年が語る、ひとりの聖女と彼女に溺れゆく男たちの
        物語。



    『挫折を経て、猫は丸くなった。』…天久聖一
    <内容・感想>冒頭のみ書かれた416本の「書き出し小説」
          先を読みたくなるような想像が広がり面白いそうです。






    若林さんおすすめの本

    『森に眠る魚』…角田光代
    <内容・感想>ママ友5人の人間関係の歯車が段々歪んでいき最終的には大変なことになる
          のが読みごたえがあるそうです。



    『服従』…ミシェル・ウエルベック
    <内容・感想>2022年フランスにイスラム政権が誕生し、国の知識人たちが急に違う思想に
          なるので、知識や哲学はいかにもろいかというところに見応えがあるそうです。



    『美しい距離』…山崎ナオコーラ
    <内容・感想>癌に冒されている妻への夫の心情を綴った小説。
          病期の話はいいところだけを書いたり、逆に暗いだけになってしまいがち
          だが、ありのままの気持ちに正直に向き合う夫の心が描かれているところが
          良いそうです。




    カズレーザーさんのおすすめの本

    『中をそうぞうしてみよ』…佐藤雅彦・ユーフラテス
    <内容・感想>NHK教育テレビ「ピタゴラスイッチ」を企画・監修されている佐藤雅彦さん
          の本で、想像力が毎ページ挑戦され、知的刺激がすごいそうです。


    『アライバル』…ショーン・タン
    <内容・感想>大人向けの絵本で、文字が一切なく緻密な絵だけが書かれているが、
          ストーリー性がしっかりあり、感動できる本だそうです。



    『ジョン・レノン対火星人』…高橋源一郎
    <内容・感想>独特な世界観で、ストーリーがあってないようなものだが、面白いそうです。


    『高い城の男』…フィリップ・K・ディック 訳:浅倉久志
    <内容>第2次世界大戦で枢軸国側が勝っていたらという現在と逆の設定の小説。


    『幻獣遁走曲』…倉知淳
    <内容・感想>神出鬼没の名探偵・猫丸先輩が遭遇した五つの事件を愉快に解決していく連作
          短編集。カズレーザーさんによると、作家の倉知先生は冷蔵庫が空っぽにならな
          いと仕事をしないそうで、紹介すると売れてしまう。そうすると、次の作品がな
          かなか読めないとの事で、紹介したいけどしたくないような歯がゆい気持ちだそ
          うです。





    ページトップに戻る